CLAPオーディオプラグイン開発者ガイド [DL版]
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本書はCLAPオーディオプラグイン開発に興味のある、主にプログラマー向けに、その仕様を解説し公式API情報を読み解くうえで参考になる本を目指して書かれたものです。 56ページ(印刷版・表紙含)
序文 より
CLAPは2022年6月にバージョン1.0が公開されて幅広く認知されるようになった、新しいオーディオプラグイン機構(あるいはオーディオプラグインフォーマット)です。比較できる技術としては、SteinbergのVST (2, 3)、AppleのAudioUnit (v2, v3)、LV2などが挙げられます。本書はCLAPオーディオプラグインの、特にプラグインとホストの開発に興味のあるプログラマーが、読んで参考になるような本を目指して書かれています。 (プラグインやDAWの開発ができるようになるための全ての情報を本書で説明することはありません。特にどのプラグインフォーマットを採用する場合でも不可欠であるDSPやGUIの作り方について、本書では全く言及しません。) 目次より: - 第1章 CLAP について - 1.1 CLAPとは - 1.2 CLAPの特徴 - 1.3 CLAP正式版(バージョン1.0)が登場した背景とその意義 - 1.4 他のプラグインフォーマットとの比較 - 第2章 CLAPを使う - 2.1 CLAPをサポートしているソフトウェアを発見する - 2.2 CLAPプラグインのセットアップ環境 - 2.3 CLAPをサポートするDAW - 2.4 CLAPをサポートするプラグイン - 第3章 CLAP開発ことはじめ - 3.1 開発環境 - 3.2 CLAP関連のGitHubリポジトリ - 3.3 CLAPプラグイン開発を始めるアプローチ - 第4章 CLAPのコア部分の仕組み - 4.1 オーディオプラグインの一般的な仕組み - 4.2 CLAPプラグインのスキャンとロード - 4.3 CLAPの拡張機構 - 4.4 CLAPプラグインのオーディオ処理 - 4.5 オーディオスレッドとmainスレッドとそれ以外のスレッド - 第5章 CLAPの拡張機能 - 5.1 状態 (state) の保存・復元 - 5.2 プリセットの利用 - 5.3 GUI - 5.4 ホストから提供される「楽曲の」情報 - 5.5 パラメーター設定関連イベント - 5.6 ボイス(発音)数の管理(voice-info)とtail情報 - 5.7 リアルタイム並列処理の制御 (thread_pool拡張) - 5.8 tuning